生物多様性

わたしたちの生活は
「生物多様性」に
守られている!

わたしたちの生活は「生物多様性」に守られている!

今、生き物の世界はどうなっているの?

食べ物・木材・医薬品など、わたしたちの生活は多様な生き物を利用することによって成り立っていますが、近年、多様な生き物の暮らしが我々人間の活動によりおびやかされています。
岐阜県では豊かな自然環境と生物の多様性を守るために、さまざまな取組みを進めています。

生物多様性の保全について
理解を深めよう!

生物多様性ぎふ戦略

県では生物多様性地域戦略として、10年後の目指すべき姿と関連する施策を定めた『「岐阜県の生物多様性を考える」−生物多様性ぎふ戦略の構築−』(略称:生物多様性ぎふ戦略)を平成23年度に策定しました。また、平成28年度に戦略策定から5年が経過したことから、岐阜県の自然を取りまく状況の変化や県政の動向などを踏まえ、内容を見直しました。

絶滅のおそれのある
野生生物の保護

生物多様性

岐阜県の野生生物

全国でも有数の森林県である岐阜県には、たくさんの鳥獣や昆虫類・淡水魚類が生息していますが、生息環境が失われて絶滅の危機に瀕している野生生物もいます。

生物多様性

県の取組み

岐阜県では、県民のみなさんや地元市町村と連携して、特別天然記念物となっているライチョウなど、県民共通の財産である絶滅のおそれのある野生生物の種を次代に継承する取組みを行っています。

野生動物による
被害の防止

生物多様性
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野生動物による被害

岐阜県の豊かな自然環境の中で、多くの種類の野生動物が生息しています。その一方で野生動物による生活環境被害や農林業被害も発生しています。
岐阜県では、人的および農林業への被害の軽減を図りながら、人と野生生物が共生する地域づくりを進めるため、ニホンジカやイノシシなどについて、計画的な捕獲などを行うとともに、県民の鳥獣被害対策に関する理解を深めるための野生鳥獣管理に関する講習会を実施しています。

捕獲したニホンジカなどについては、新たな販路開拓に向けて支援するなど、安全・安心なジビエとして利活用を推進しています。
また、捕獲の担い手となる狩猟者を確保するため、県民が狩猟について知る機会を設けるほか、狩猟免許取得に関心のある方を対象とした講習会や学生に対する免許試験手数料の減額を通じて、新たな狩猟者の確保に努めています。

特定外来生物の防除

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もともと日本におらず、海外から国内に持ち込まれた生物を「外来生物」と言います。こうした生物の中には日本の生物・生態系に被害を与えるだけでなく、人の生命や身体、農林水産物に被害を与えるものがあり、特にその影響の大きな生物は「特定外来生物」に指定されています。
岐阜県では、地域住民や地元市町村などと連携してアルゼンチンアリやセアカゴケグモなど特定外来生物の防除を進めています。